ビブラートの簡単な練習法①

ビブラートの簡単な練習法①

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今日も午前中はカルチャーセンター

午後からはレンタル・ルームでのボイトレ・レッスンでした。

 

「声が勝手に震えてしまう、特に高音になると震えがひどくなる」

という生徒さんが午前のレッスンに通ってらっしゃいます。

 

 

「この勝手な声の揺れは、ビブラートなんですか?」と聞かれる事もありますが

「勝手に起こる声の震え」はビブラートではありません。

 

一定のリズムで揺れていない為に

「聴き心地が良くない声の揺らぎ」になっているからです。

 

勝手な声の震えは「発声に関わる筋肉の不必要な緊張」によって起こっているので

レッスンでは、その「無意識の緊張」をとるトレーニングをしていきます。

 

以前の記事で

 

ビブラートがどんな歌唱法か

どんな種類があるか

 

などなど、書きました。

 

今回はその続きで「ビブラートの練習法」について書いていきますね。

ビブラートが苦手な方はぜひ試してみてください^^

 

 

ビブラートについて

 

ビブラートは息の量を調節して出す事も出来るし、音程を揺らす方法でも出せます。

 

横隔膜を使って息の量を微妙に変えて出すビブラートは訓練が必要だと思います。
まず腹式呼吸がしっかり出来ていないと出来ません。

長年歌っていてもビブラートが上手くかけられない方も居ます。

 

心地よいビブラートには揺れが「一定のリズム」である事も重要で
ゴスペルではビブラートの揺れを統一しているクワイヤーもあります。

(16ビートで揃えてビブラートをかけると美しく聴こえるそうです)

 

自分でコントロールできないビブラートは本当のビブラートではありません。
「高音になると何故か自然にビブラートがかかってしまう」という方は
息の量や筋肉のコントロールが上手く出来ていないのだと思います。

 

常に「勝手にビブラート」がかかってしまうと、歌を表現する上でも困りますよね。

 

ビブラートは、曲や音楽に合わせて自分で加える「エッセンス」のようなモノなので
「かける」「かけない」を自分で選べるようにしましょう。

 

ビブラートの練習法は沢山あるのですが、とりあえず今日は恐らく一番分かりやすいモノを1つ、お伝えします。

 

 

具体的な練習法 その①

 

音を揺らすアプローチ

これは多くの方が提唱している方法ですが・・・

 

まず「ミ」と「ファ」のような半音階の音を「あ」で交互に出してみます

「シ」と「ド」でも、半音階なら何でも良いです。

 

「ミファミファミファミファ・・・・」という半音階の音を
「あぁあぁあぁあぁ・・・」と出してみます。

 

スマホのメトロノームのアプリなどを使って一定のリズムを感じながら
最初はゆっくり8分音符くらいのイメージで音を移動させ、少しずつ速くして行きましょう。
16分音符のイメージの速さまでスピードアップできればビブラートに聴こえます。

 

これを色々な音域の半音階で練習してみてください。

どんな音域でも「半音の交互移動」が16分音符のリズムで出来るようになれば
とりあえず音程を揺らしてかけるビブラートはOKです♪

 

やはりをコレを上手にやる為には

安定した息の量が必要なので、腹式呼吸は必要不可欠だと思います。

 

 

腹式呼吸やブレスコントロールの練習は地道ですが・・

腹式呼吸が日常の呼吸になると自律神経のバランスも整いやすくなり、

声が安定するだけでなく心身ともに元気になります^^

 

ぜひ分かりやすいトレーニングで習得していきましょう!

 

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