ライブ映像~即興アメージング・グレイス。
ご訪問ありがとうございます
ボイストレーナー&セラピストのnekoです
これから梅雨も始まって
気持ちが下がり気味になる方もいらっしゃるかもしれないので
気分が上がる(?)映像をシェアしたいと思います
3月のライブの最後に歌ったアメージング・グレイス
お客様が撮影して下さった映像です。
途中で会場の皆さまと一緒に
「ららら~」で合唱しています^^
天井に響くお客さまの声が素敵です
実はこの曲はライブ当日にリハで軽く合わせただけです。
ピアニストのヒカル君は「本番で飛び入り参加」という
即興アメージングですが
自由で楽しそうな雰囲気が伝わったら良いな、と思います
音楽っていいな♡と思う映像でした。
この曲の背景も紹介しておきますね。
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“Amazing Grace”
この歌の”Grace”とは「神の恵み」の意味であり
日本語に訳すと「すばらしき神の恩寵」となります。
この曲はイギリスの牧師によって1772年に作詞されました。
この歌詞には、彼が牧師になる前にしていた非人道的な行いと、それに対する後悔が大きく関係しています。
彼は牧師になる以前は「船乗り」で、黒人奴隷貿易によって富を築いていた商人でした。
奴隷を棺桶のような箱に入れて船底に押し込み、船旅の途中で死んだ黒人は海に捨て、生き残った黒人を売る、という商売で儲けていたのです。
でも
1748年のある日、彼の船が嵐により浸水、沈没の危機に瀕しました。
彼はクリスチャンでしたが、救いを求めて心の底から神に祈りを捧げたのは、この時が初めてでした。
船は運良く沈没を免れ、彼は生き延びます。
この日を境に彼の考え方は大きく変わり
「奴隷貿易を行っている罪深い自分をも神は救ってくれた」ことに深く感謝をするようになります。
ただ「奴隷貿易で得られる儲け」を彼はスグに手放すことが出来ませんでした。
良心の呵責を感じながらも、しばらく船乗りを続けていました。
しかし8年後やっと船乗りをやめる決意をして
勉学に励み、多額の献金をして牧師へ転身。
お金に目が眩んで非道な行いを止められなかった「ろくでなしの自分」を見捨てなかった神への感謝を歌ったのが、”Amazing Grace”です。
歌詞に出てくる「wretch」という単語には「愚かな人、恥知らず、人でなし、悪党、悪漢、哀れな人、みじめな人」という意味があります。
”amazing”(驚くべき)の単語が使用されているように
彼にとって神の赦しは「驚くべきほど」深いものだったんでしょうね
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これから梅雨に入って雨の日も増えますが
雨だろうと
イヤな事が起ころうと
何があっても
気持ちだけは「お天気」で過ごしていきたいですね
2022年6月14日