声の職業病?
子どもの時から今までの人生経験(人から受けた言動)
職業や社会的な立場によって発声に癖がついてしまうことが多々あります。
自宅レッスンに通って下さっている生徒さんのお1人は
息子もお世話になった児童館の先生です。
先生は私だと知らずに体験レッスンを申し込みされて
顔を合わせてビックリ!でした^^
先生は「声が思うように出ない」ことを深く悩んでいらっしゃったそうです。
先生のように、小さなお子さんを相手にされている方は
つい子ども向けに「可愛らしい声」を出そうとして
「不自然な、無理をした発声」が癖になってしまうのです。
そのような「喉=声帯 に負担がかかる発声」を毎日続け
たまに「大きな声」を出そうとすると、声が通らないだけでなく
すぐに喉が痛くなり、声がガラガラになってしまいます。
先生も長年の発声の癖で呼吸が浅く
声の響かせ方も「上ずって」しまっていたので
まずは呼吸を深くするトレーニングをしていただき
声の響きを深くするためのトレーニングも幾つかお伝えしました。
まだ数回レッスンをしただけですが
「声が出しやすくなった!」と喜んで頂いています^^
「可愛らしい声」や「上品な声」を出そうとして
上ずった声が癖になってしまっている女性は意外と多いのです。
そういう方は、上にあてる響き(頭蓋骨の響き)だけでなく
喉の下の骨(肋骨や背骨)にも声(音)の振動が伝わるようなトレーニングやワークをやっていきます。
もちろん声の原材料である「息」をしっかりと声に繋ぐことが出来るように
必要な筋肉も鍛えていただきます。
そうすることで
声が安定し、相手に「安心感」や「信頼感」を与えることが出来ますよ♪
2015年5月22日